日本を代表するプロレスラー・ジャイアント馬場さん。多くの人から愛されたキャラクターとして知られるが、生前の馬場さんと深い親交があったのが元日本テレビアナウンサー・徳光和夫氏。馬場さんの巡業スケジュールに合わせて全国を飛び回った徳光氏が、馬場さんの素顔を紹介する。 * * * 巡業先での馬場さんは、カンちゃん(アントニオ猪木)と違ってあまり出歩かなかったですね。旅館では私も麻雀が好きだから、よく卓を囲みましたよ。当時は電動なんかないから自分で牌を積むんだけど、普通は両手で6牌ずつ積んで、真ん中に5牌残りますよね。それで計17牌になる。でも、馬場さんは手が大きいから1牌しか残らない(笑)。 勝負のスタイルとしては、普通は少しでも手を高くしてから上がろうとするじゃないですか。でも、馬場さんはひと役分、安くなってもいいから上がろうとするので、テンパイが早いんですよ。7牌ぐらい切ったところで、もうテ
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