最近めっきり寒くなり、コートの下にニットだのシャツだの、何枚も重ねないと耐えられなくなってきた。もう冬なのだなぁ、としみじみ思う。 冬といえば空気が澄み、夜は星が綺麗に見える。家の外でうっとりと星を眺めながら夜を明かしてみたいものだと思いつつも、実行に移すことはない。寒い上に怖いからだ。 夜に何をするでもなく、ぼーっと過ごすのは心もとないことこの上ない。 しかし、そんな思いを払拭してくれるような本を見つけた。亜紀書房より発売されている『あたらしい野宿(上)』だ。 本書は、小学4年生の「のじゅくん」が寝袋型ロボットである「のじゅくせんせい」の指導のもと、家を抜け出してひとりきりで夜を過ごし、立派な野宿マンへ成長していくというストーリーとともに、野宿の方法や野宿をする上での心得を記した教科書となっている。 教科書といっても、ゆるいイラストがふんだんに添えられており、色々な種類がある寝袋の選び方