みなさまご案内のとおり、深センは香港の隣りにある町(というよりも大都市ですが)だ。 かつてイギリスの植民地であった香港は、1997年に中国に返還され中国の一部となったが「一国二制度」というしくみにより、香港の社会体制はそのまま引き継がれた。 したがって、深センと香港の間にあった国境もそのままで、深センと香港を行き来するには、イミグレーション(出入国管理)を通過しなければいけない。 日本の県境みたいな感覚で越えようとすると、たぶんめちゃめちゃ怒られる。 というか、その前に深センと香港の間には川があり、フラフラ歩いて越えられるような場所があまりない。 ここで「おいおい、ちょっとまて、一国二制度とはいえ、同じ中華人民共和国だろ、国境とはなにごとか!」と、おかんむりのかたもいらっしゃるかもしれないし、いないかもしれない。 たしかにこの境目は「国の境目」なのか? といわれると、すこし考え込んでしまう