女優の大原麗子さん(62)が東京都世田谷区の自宅で亡くなっていたことが6日、わかった。 警視庁成城署幹部によると、大原さんの弟が、大原さんとしばらく連絡が取れなくなったことから、同署に同日届け出て、署員が駆け付けたところ、寝室のベッドの上で大原さんが死亡しているのが確認された。遺体の状況から、死後2週間以上が経過しているとみられるという。事件に巻き込まれた可能性はないとみられ、同庁で詳しい死因を調べている。 大原さんは東京都出身。1964年、NHKの新人オーディションに合格。テレビドラマ「幸福試験」でデビューした。65年、東映に入社し、「孤独の賭け」で映画デビュー。「網走番外地」シリーズなど数々の作品に出演、「男はつらいよ」では2度マドンナ役を務めた。 市川崑監督の「おはん」(84年)、木下恵介監督の「新・喜びも悲しみも幾歳月」(86年)など話題作にも出演。同作では山路ふみ子女優賞を受賞し