高知県内では「川エビ」と親しまれ、飲食店のメニューにもよく登場するテナガエビ類の捕獲を、県内水面漁場管理委員会が今月から禁止した。減りつつある資源量の回復を目指し、昨年に続いて2年連続の措置となる。 テナガエビ類はテナガエビ科テナガエビ属のエビの総称。管理委員会事務局の県漁業管理課によると、熱帯と温帯の淡水や汽水にすむ大型のエビで第2胸脚が長い特徴がある。県内にはテナガエビ、ミナミテナガエビ、ヒラテテナガエビが主に生息している。 捕獲の禁止は県内の河川などで、期間は来年3月末までの7カ月間。違反した場合、悪質だと漁業法に基づく罰則が適用される可能性がある。 2年続けて禁漁とした背景に…