福井県内の沿岸部で密漁した写真をソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿するケースが相次いでいる。 敦賀海上保安部は今年7月、密漁したアワビをフェイスブック(FB)に載せていた愛知県の30歳代の夫婦を、SNSを端緒に初めて検挙。こうした投稿の多くに「大漁だ」などと遊び感覚でつづったコメントがつけられており、同保安部は「犯罪を助長する」として警戒を強めている。 海保によると、この夫婦は7月、南越前町の海岸でサザエやアワビを潜って取り、手袋などの道具とともに、FBに写真を投稿した。投稿を見た人から海保に電話で通報があり、職員が現場に急行。夫婦は当初、「(貝は)買ってきた」と言い逃れようとしたが、投稿したものと同じ手袋が現場にあるなどしたため、職員が追及すると密漁を認めたという。 これまで密漁者の情報は、現場を目撃した地元の漁業者らから寄せられることが多かった。しかし、SNSが普及
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