精をつけたいけど、資源保護問題が頭をよぎりそう… 今年の夏の「土用の丑の日」は7月24日と8月5日。それに合わせてスーパーやデパート、コンビニなどでは激しい“うなぎ商戦”が繰り広げられているが、「中国産のうなぎ輸入量が増えている」というニュースが報じられ、安全性を巡って議論となっている。 「エレキテル」で知られる江戸時代の発明家・平賀源内が考案したともいわれる「土用の丑の日にうなぎを食べる」という風習。日本人は毎年、この時期になるとうなぎで精をつけて夏バテをしのいできたが、ここ数年、うなぎの漁獲量が減少したことで価格上昇が著しく、庶民には“高嶺の花”となりつつあった。 そこにもたらされた朗報が、うなぎのかば焼きの輸入量が増大したとのニュースだ。時事通信の記事によれば、今年1月から5月に輸入された、かば焼きを中心とする「うなぎ調整品」は7418トンで、これは前年同期比でおよそ1.5倍。こ