夏休みなので、各地で恐竜に関するイベントが多い。福井などの恐竜博物館以外でも、首都圏では幕張でも横浜でもやっているし、8月11日からは岡山でも開かれる。 子どもは恐竜が大好きだ。今の世界、どこを見回しても絶対にいない生物だからだろうか。何千万年、何億年も前にこんな生物がいたという事実が強烈だからだろうか。筆者も恐竜は大好きだったが、古いもの、土に埋もれているもの、謎めいているもの全てに興味があったので、歩き回って土器の破片や化石がないか、あちこち掘り返しては叱られていた。 化石探索に限らず、フィールドワークは宝探しにも通じる。誰にでも大発見ができるわけではないが、中には特別の才能を持つ人間がいて、なぜかその人だけが化石を見つけることができたり、新たな発想を考え出したりする。今日の記事では、そんな恐竜化石の研究者を何人か紹介しよう。 ジャック・ホナー(Jack Horner) 子育て恐竜「マ