風間浦村役場の庁舎内でチェーンソーを手に職員を脅迫したとして、大間署は17日、暴力行為法違反の疑いで、同村易国間古野、無職能渡昌弘容疑者(71)を現行犯逮捕した。けが人や建物への被害はなかった。 逮捕容疑は同日午後2時20分ごろ、村役場1階で、応対した22歳と50歳の男性職員2人にチェーンソーを示し、「村長を出せ」などと脅迫した疑い。同署によると、チェーンソーは自宅から持参した。容疑を認めているという。 村役場によると、能渡容疑者は庁舎の外でチェーンソーにエンジンをかけ、庁舎に土足で上がり込み、自身の年金から差し引かれている特別徴収分について、「現金で返せ」などと騒いだ。 職員の説得に応じ、間もなく自らチェーンソーを下に置いたものの、駆け付けた同署員に身柄を確保された。当時、庁舎1階には一般の来庁者2人と職員15人がいた。 以前から特別徴収に腹を立て、何度か村役場を訪れていた。この