第2回のテーマは、「データベースのパフォーマンス・チューニング」です。データベースに限らず、システム全般的に、長きに渡り管理者・設計者を悩ませてきた課題です。 ただ、パフォーマンス・チューニングというテーマは、既に数多くの書籍や記事等があると思います。本連載の趣旨は、“これまで十分にお伝えできていなかった「Oracle Database 10g」や「Oracle Database 11g」が持つ、優れた機能を現場で生かす”ですので、パフォーマンス・チューニングというテーマでも、こうした点に重点を置いた内容にしました。 今回は以下のような流れで、パフォーマンス・チューニングについてお話ししたいと思います。 (1)100件の事例から見た最近のパフォーマンス問題の傾向 (2)最大の課題をソフトウエアの力を活用して解決する (3)基本だが重要なチューニング項目 (4)高いレベルの課題に対応していく