2010年4月にスティーブ・ジョブズは「Flashに対する考え」と題した公開状を発表した。その中で彼は「モバイルの時代にはHTML5のような次世代のオープンスタンダード技術が勝利する」と明言している。フェイスブックもその後「プロジェクト・スパルタン」と呼ばれる構想を発表し、フェイスブックアプリをすべてHTML5で作ると公表してジョブズの考えに追随した。 HTML5とは皆が渇望した聖杯であった。一度コーディングするだけであらゆる場所での動作を保証してくれる、次世代の偉大な統一的技術だったのである。 HTML5に対する過剰な期待こうして盛大なスタートを切ったHTML5は、W3C(ワールドワイド・ウェブ・コンソーシアム、ウェブの標準策定を行っている国際的な団体)によってその仕様が公表され、ほとんど全てのブラウザに採用されることとなった。 2011年から2012年の間には多くのベンチャー企業が出版
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