パートで働く既婚女性は、推計では全国に651万人いるといわれる。かつてパートといえば、家計の足しに少しだけ…というイメージだったが、今は違う。パートとはいえ、正社員以上のキャリアやプライドをもって働いている人も多い。しかし、収入面はというと、必ずしも恵まれた状況にはない。夫の収入減や来年4月からの消費税アップもあり、改めてその働き方が問われている。 超えると、大変な損をするといわれている“103万円の壁”。これは何か。ファイナンシャルプランナーの福一由紀さんが解説する。 「まず、妻のパートなどの年収が65万円以下なら、所得税はかかりません。65万円までは経費として扱われるため、年収65万円でも、所得は0円と捉えられるからです。 これとは別に、『配偶者控除』という仕組みがあります。これを使えば、妻の所得が38万円以下なら、夫の所得税は少し安くなる。103万円というのは、この38万円の所得と6
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