日本橋高島屋S.C.本館の「高島屋史料館TOKYO」4階展示室で9月7日(水)から「百貨店展――夢と憧れの建築史」が始まる。会期は2023年2月12日(日)まで。入場無料。開幕前日の9月6日午後に行われた内覧会を見てきた。 入り口で出迎えるのは石本喜久治の出世作、白木屋日本橋店のファサード模型。本展のためにつくったもの(写真:宮沢洋) 以下は、公式サイトより概要の引用。 本展は、近代的な百貨店・デパートメントストアが誕生した20世紀初頭から、大型商業施設が多数出現する現代までを、主に日本の百貨店建築のファサード、あるいはその空間の変遷に注目しながら、年表形式でたどろうとする試みです。 これは、通常は脇役に留まりがちな年表を主役にするという、挑戦的な展示でもあります。さらには、現代のショッピングモールが外観に装飾を持たず、内装に本質がある*ことを鑑みると、示唆に富むアプローチとも言えるでしょ