さらば、特撮。 本企画展の極初期タイトル案には、センセーショナルに「さらば、特撮」と書いてありました。 その言葉に込めた想いは、単純な離別ではなく、 「ミニチュア主力の特撮映像を、一人でも多くのヒトの魂に伝える」ためであり、 「ミニチュア主力の特撮映像を、一人でも多くのヒトの心に遺す」ためであり、 「ミニチュア主力の特撮映像を、一人でも多くのヒトの技術に繋げる」ためです。 葬送を経た、再生への「祈り」の言葉でもありました。 そして、国でも地方自治体でも非営利団体でも民間でもいい。 現存するミニチュアや資料等を社会が文化遺産として整理保存してもらえるための、現実的な「願い」の言葉でもあります。 特撮博物館 - 館長庵野秀明ご挨拶 「3DCG全盛の昨今、ミニチュアを主力とした特撮の技術は失われつつある。一度失われたら取り戻せないものを、いかに残すか。それが本展覧会の主題である」……とか、格好良