1999年。身に覚えのない事件の殺人犯だと、ネット上で書き込まれ、デマが広まった。それからずっと誹謗中傷を受け続けた。顔の見えない中傷犯たち、そして警察、検察…すべてと戦った10年間の記録。ネット中傷被害に遭った場合の対策マニュアルも収録。 お笑い芸人のスマイリーキクチが、ネット上で、とある殺人事件の共犯者に仕立て上げられ、事実無根を表明したにも関わらず、誹謗中傷の書き込みを続けた人間が一斉検挙された事件は、記憶に新しい。 ネットでの悪質な書き込みが摘発の対象となったのは、ここ2年ぐらいのことで、それまではネットに書き込む程度のことで捕まるなど誰も予想していないことだった。ゆえにスマイリーキクチの誹謗中傷における被害も、事件そのものより、ネットの書き込みで立件できたというほうが注目を浴びる出来事だった。 しかし本書を読むと、この一連の誹謗中傷における被害がただ事でないことに気づく。被害は1
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