映画『火口のふたり』(19)で元恋人との情事にふける女性を体当たりで演じ、今年はドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』での小悪魔的な魅力のある女優役で話題をさらった瀧内公美さん。新作映画『由宇子の天秤』では、究極の選択を迫られるドキュメンタリーディレクター役で主演を務めています。骨太な映画から人気のドラマまで、どんな作品でも存在感が光る実力派。瀧内さんはどのように、役者としてのキャリアを積み重ねてきたのでしょうか。 ──『由宇子の天秤』は、春本雄二郎監督の長編第2作です。瀧内さんは監督のデビュー作『かぞくへ』(16)を観て、「次回作にぜひ私を!」とご自分から申し出たそうですね? そうなんです。役者としての幅を広げたかったというのがありまして。ミニシアターだったり、ぴあフィルムフェスティバルだったり、新しい監督が世に出てくる場所へ行って、一緒に組んだ時に新たなステージに行ける方がいないか探してい
![映画『由宇子の天秤』瀧内公美インタビュー。どんな仕事をしたいかは「自分が一番わかっているはず」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/105ac208e5a6e5cb63731b437dd3bedd3af7261f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fapi.ginzamag.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2021%2F09%2F8e21beb1acfb2d12ea3ee9e693a7b0e7.jpg)