劇場や映画館、新幹線や飛行機などでは、隣席との肘掛け争奪戦が繰り広げられる。さらに足まで触れ合おうものなら、互いの不快感は最高潮。譲り合いの精神まで吹き飛んでしまう。 中国・江南大学のデザインチームが考えた“ArcSeat”は、座席の並びを湾曲させ隣人との接触を回避するシートである。具体的には“内側への3度傾斜”と“前後への150mmギャップ”により、肘と足は触れ合わない。なお、本コンセプトは2013年RED DOT Design Awardを受賞している。 建物や乗り物の四角い形が、今の座席の形と並びを決めている。心地良い座席で現在の座席数を確保するには、建物や乗り物の内側も湾曲させる必要があるだろう。ハードウェアに人間が合わせる時代は、いつまで続くのであろうか?
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