大企業で事業継続できなかった技術をベースにした製品が今、密かに話題を呼んでいる。 光学テクノロジベンチャーのViXionは6月下旬から、クラウドファンディングを通じて、同社が開発した「ViXion01」への出資を募っている。目標額500万円を早々に突破し、すでに2.8億円を超える支援を得た。予想以上の反響から、現在は部品調達がどこまでできるか検証が必要になるほどの状況にあるという。 見る距離に応じてピントを自動調整 見た目は眼鏡のようなViXion01は、眼のピント調節をサポートするウェアラブルデバイスだ。 見る対象物からおよそ50センチの距離で一度ピントを合わせると、それ以降、対象物からの距離に応じてレンズが自動的にピントを合わせ続けてくれる。利用者は近距離で長時間ものを見続けるような作業を行っても、眼が疲れにくい。 レンズの光学特性は、眼鏡の度数に当たる視度矯正の範囲で表現すると、±1
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