ITmedia Newsに『GoogleとMozillaが提携:Googleの位置情報機能、次期Firefoxで採用』という記事が出ているが、これについてFirefox側から開発者が解説した『Geolocation in Firefox 3.5 and Fennec』を読むと、内容の理解がより深まると思われる。 Firefox 3.5 Beta 4は、ユーザーがWebサイトと位置情報を共有できるようにするための標準規格、「W3C Geolocation Specification」(ただしドラフト)をサポートしている。これまでもMozilla LabsがGeodeというアドオンを出してはいたが、Geolocationを利用したサービスがなければユーザーにアドオンをインストールするメリットがなく、かといって一定のユーザーベースがなければサービスが出てこないというジレンマをかかえていた。そこで