・ウェブでの<伝わる>文章の書き方 元ヤフー知恵袋などのプロデューサーで、現在はアカデミックリソースガイド社長の岡本さんが本を出版した。なんと文章術の本だった。なぜ岡本さんが文章術?と意外だったが、読んでみて、なるほど納得。ヤフーのような何百万人が使うサービスで、万人に伝達できるニュースリリースやお知らせを書く実践ノウハウがまとめられていた。 たとえばイベントの集客用の告知文をどう書くか。私もよくイベントを主宰するのでこの書き方が難しいのは知っている。岡本さんがおすすめするのはたとえばこんな文章。短い文字数でちゃんと伝わる秘訣がここにいくつも込められている。 「2012年12月31日(月)、山下公園で「本年最後」の忘年会を開催、参加者募集中」 「2012年10月21日(日)~10月22日(月)、山中湖でライブラリーキャンプ2012秋「創る図書館を創る/未来の図書館を作る」を開催、30名様限
ソーシャルメディアの記録をアーカイブするサービスとしてTimehopとMemolaneが大好きだ。今日紹介するのはTimehopのiOSアプリ。 Timehopは1年前、2年前、3年前...n年前の今日、自分がソーシャルメディアに投稿した記事を思い出させてくれるサービス。TwitterやFlickrなどのアカウントを登録しておくと、メールで毎日のように過去の投稿一覧送られてくる。たとえば私は昨年の12月14日は京都駅前で飛行船を撮影していた、6年前はなんだかうまそうなパスタを食べていたなんてことがわかった。 昨年の今頃はこんなことを考えていたのか、とか、毎年同じことを繰り返してばかりだなあとか、過去の同じ日を見直すことで感慨深い発見がある。ソーシャルメディアをもう何年も使い続けているというヘビーユーザーほど、味わい深いアプリだ。
・MAKERS―21世紀の産業革命が始まる 日本のメーカーの人たちはこれを読んで何を思うだろうか?。 『フリー』『ロングテール』のクリス・アンダーソンが書いた次世代のトレンドは21世紀のメーカー革命。コンピュータと3Dプリンターによって製造手段が民主化し、クリエイティブな人々が、これまで大企業でなければ生産できなかったような"モノ"をつくり始めると予言する。 「有能な少数の人々がインターネット接続とアイデアだけで世界を変えるというイメージは、製造業にも当てはまるようになってきた。」 ネットによって需要のロングテールが実現された次は、供給のロングテールへと向かうという点で著者のビジョンは前著からちゃんとつながっている。 「これまでの10年は、ウェブ上で創作し、協力する方法を発見した時代。これからの10年は、その教訓をリアルワールドに当てはめる時代。」 製造手段を支配するものが権力を持つ時代が
・Kindle Paperwhite 3G 発売日に入手してずっと使っているKindle Paperwhite 3G。電子書籍の品ぞろえはまだまだ不満なレベルだが、読書環境としての使い勝手はとても満足している。もう手放せない。 まずパッケージをあけて驚いたのが本当に何の設定もしないで自分の端末として使えるということ。初期設定で所有者である私の名前、Aamzonのアカウントが出るのだ。注文時に個人情報が紐づいているので当たり前と言えば当たり前だがちょっと感動した。Kindleサービスには、KindleStore含めてユーザーに対するサービス精神が各所にあってかなりよい印象を持っている。 Kindleが良い、趣味は読書の人におすすめできると思っているのはWhispersync、リーディングタイム、パーソナルドキュメントの3つの機能があるから。 ■Whispersync なんといってもWhisp
商品の新発売をiPhoneにアラートする あたらしらせ 本、ゲーム、CD、おもちゃ、DVD・Blu-ray、家電、ソフトウェアの新商品情報をアラートするスマホアプリ。これは常用している。 作家の名前やキーワードとジャンルを登録しておくだけで、マッチする商品が発売されると教えてくれる。自分がどういう作家に新作を期待しているかリストをつくる機会にもなる。商品情報はAmazon。もちろん購入することもできる。 キーワード登録はジャンル指定、○○を含み、○○を含まないというストップワードの登録もできる。一般的な言葉の場合は、これでだいぶノイズを低減できる。 新着情報は新刊.netなど他のサービスもあるわけだが、スマホアプリならではの機能としてアイテム情報のカレンダー登録機能がある。日々使っているiPhoneのカレンダーに登録しておけば忘れない。
・Klout http://klout.com/ ソーシャルメディアにおける個の影響力を測定するサービスの代表格がKloutである。ユーザーが、KloutにTwitter、Facebook、LinkedIn、Google+などのソーシャルメディアのアカウントを登録すると、ユーザーの影響力指標Klout値を計算してくれる。 True reach ネットワークの規模 Amplification Probability 増幅力 Network Influence 影響力 といった要素を数値化した結果から偏差値のような数字を算出している。 Kloutスコアが高いユーザーには企業が優遇サービスを与えるKlout Perks も話題だ。航空会社がKloutのスコアが40以上だと空港のVIPラウンジが無料で使えるキャンペーンを展開するなど、このスコアでソーシャルメディアのインフルエンサーを囲い込んでつか
ブラウザー、メールソフト、ニュースリーダー、メモ帳、スケジューラーなど、あらゆるアプリでコピーした内容をEvernoteへ送るためのソフトウェア。常駐してバックグラウンド動作して、ユーザーがいろいろなアプリでコピーを行うのを待ち受けている。 コピーした内容は画像でもテキストでも、すべてEverclipの一覧へ送り込まれる。ここはEvernoteへ送るデータの待機場所みたいなもので、この中から本当に必要な情報を選んで送信する。 地味だが使用頻度が高いアプリだ。これまではアプリ自体にEvernote連携機能がないと、わざわざEvernoteをそのたび立ち上げてコピペしたり、メール経由で送ったりしていたが、この方式だと簡単だ。ニュースなどは気になった情報を片っ端からコピーして待機所へ送っておいて、あとから選ぶということもできる。
どこからでもアクセス可能なオンラインストレージといえばDropboxのユーザーが多そうだが、Googleドキュメントとの連携が便利なGoogleDriveにも捨てがたい魅力がある。これはiPhone用のGoogleDriveクライアント。 私はDropboxとGoogleDriveを仕事と趣味のように系統をわけて使っている。結局オンラインストレージも、ファイル数、フォルダ数が増えると検索しないとファイルが容易にみつからなくなるが、複数のドライブを使い分けておくと、ほどほどの数なので管理しやすい。 内蔵ビューアも高機能だが、ファイルを選択した後のメニューでOpen Inを選択すると、iPhoneにインストールされている対応アプリの一覧が表示される。ファイル形式ごとにいつものアプリで見られるのがうれしい。 GoogleDriveならではのファイルの共有機能、星つけ機能などにも対応している。
・かぜの科学―もっとも身近な病の生態 これは素晴らしい。全人類に強くおすすめ。 統計によると私たちは一生に200回風邪をひくそうだ。成人は少なくとも年に2回、小児は10回以上かかる。 「もちろん、一回一回の罹患そのものは大したことではない。けれども、一人の人が平均寿命のうちにこの取り立てて悪性でもない病原体に苦しむ期間を合計すれば、およそ五年間にわたって鼻づまり、咳、頭痛、喉の痛みに襲われ、おおまかに言って一年間床につく計算になる。」 全人類が長い間悩まされてきた風邪には俗説の療法も多い。どうするとうつるのか、どうすると予防できるのか、どうすると治るのか。この本は科学的観点からいえることを整理してくれる。 一般常識を打ち破る事実も多く、目からうろこな本である。 たとえば、 ・咳やくしゃみによって発生する飛沫が風邪を広めるという証拠はないに等しい ・鼻をかんでも鼻が詰まった感じはとれない(鼻
データ分析アイデアコンテスト 「Jubatus Challenge Japan 2012」 の開催 ~ 日本発ビッグデータ分析オープンソースソフトウェア 「Jubatus(ユバタス)」による分析コンテストの開催 ~ 下記NTTによるコンテストの審査員をつとめることになりました。データ分析に興味のあるエンジニアのみなさん、どんどん応募してください。 プレスリリース http://www.ntt.co.jp/news2012/1207/120710a.html データ分析アイデアコンテスト 「Jubatus Challenge Japan 2012」 の開催 ~ 日本発ビッグデータ分析オープンソースソフトウェア 「Jubatus(ユバタス)」による分析コンテストの開催 ~ URL: http://www.facebook.com/JubatusChallenge2012 日本電信電話株式会社(
これはかなりセンスがいいビジュアルニュースリーダー。デザインセンスが日本人離れしている気がする。日本語版がでたFlipboardやPulse News Readerの強力なライバルに育ったらいいな。 あらかじめジャンル別に厳選されたニュースサイトが登録されており、そこからユーザーが興味関心のあるサイトを選ぶ。ファッション/アート/デザイン/映画/音楽/旅行/グルメ/ビューティ/コスメ/家電/クルマ/携帯/コラムなど。汎用RSSリーダーが一般に普及しなかったのは、どのサイトを選んだらいいかわからない、登録に手間がかかるということにあったと思うが、これなら簡単だ。 このアプリの最大の特徴は、記事中の画像の上にテロップのようにタイトルを重ねるという表示形式。こうすると驚くほど、タイムライン上でニュース内容がわかりやすくなる。記事は内蔵ブラウザーやSafariに飛ばして本文を読む。 気になる情報は
・写真管理 SuperAlbum 写真管理 SuperAlbumは ・iPhone純正アルバム(ローカル) ・Evernote ・Facebook ・FFFFOUND! ・Flickr ・FourSquare ・Instagram ・Mixi ・Picasa ・Tumblr ・TwitPic ・500px にある写真を統合管理する。各サービスのIDを設定していく初回設定は少々面倒であるが、一つのアプリから横断して自分がアップした写真を管理できるようになるのは素晴らしい。クラウドサービスの利用度が高い人ほど便利に感じるはず。あの写真どこへいっちゃったかなあということがなくなる。 写真アルバムはスライドショーで見ることができるほか、各種画像補正やTwitter、メールでの送信に対応している。 次はネット上に散らばったすべての写真をバックアップしてくれる有料サービスがあったらいいかもしれない。
・BUFFALO ノートPC用増設メモリ PC3-10600(DDR3-1333) 4GB D3N1333-4G/E 先日購入したVAIO type S(VPCSE29FJ/B)は標準では4ギガのメモリを積んでいる。1週間ほどそのまま使ったのち、さらに4ギガバイトを増設してみた。増設はドライバーで背面カバーを外して、とりつけるだけで簡単。 3つのベンチマークソフトを使って4ギガ→8ギガの比較をとってみた。 ■Windowsエクスぺリンスインデックス まず最初がWindowsエクスぺリンスインデックス。 Windows7の動作指標であるWindowsエクスぺリンスインデックスの値は、メモリーの項目が 増設前(4ギガ):5.9 増設後(8ギガ):7.5 へと増加した。このインデックススコアの範囲は1.0 ~ 7.9なので、最高値にかなり近いレベルといえる。 ■CrystalMark 2004R
iPhoneの標準メールアプリは、優・良・可・不可で評価するとしたら可のレベル。基本的なメールの読み書きはできるけれど、便利な機能はこれといって搭載されていない。Macで人気のメールソフトのiPhone版として登場したSparrowは、定番不在のiPhone標準メーラーの有力候補。メールの読み書きと整理を素早く行うための機能があり、軽快に動作する。 基本的にはGmailのよくできたクライアントだと考えるとよいみたいだ(Gmail以外は試していない)。ラベルやスターなど多くの機能はGmailを踏襲しているようにみえる。Inboxのサブジェクト部分をスワイプすると、返信やスターやアーカイブなどメールに対して行う処理を一発指定できる。 Facebookに接続して、友人の顔アイコン画像を取得して、メールに表示してくれる機能がある。人間だけではなくAmazonストアからのメールにはAmazonのアイ
Bubblyはインドを中心にアジアで急成長している音声版のつぶやき共有サービス。Bubblymotion社自身がサイトで'Twitter with a voiceといっているように音声版のツイッター。ユーザー数1500人超。日本語版が出たので試してみた。 ユーザーは音声(またはテキスト)でつぶやきを投稿する。90秒まで録音できる。声を聞きたいユーザーをフォローする。基本はおしゃべりだが、歌を歌っている人もいて面白い。うまい人は人気のつうやきに表示される。残念ながらまだ開始したばかりで日本人は少ない。ツイッターとフェイスブックのともだちを検索することができる。 ツイッターと違うのはアイドル(たぶん)が目立つこと。芸能プロダクションが最初から参加している。有料サービスを始めるつもりらしい。芸能人の声は、一般人のつぶやきと違って、明瞭で聞きやすくて、どきっとする。発声の違いもあるが録音環境も重要
・閉じこもるインターネット――グーグル・パーソナライズ・民主主義 「グーグルで○○で検索して3番目にでてくるのが私のページです」という説明は、少し前から通じなくなっている。グーグルは検索結果のパーソナライズに取り組んでおり、過去にどんな検索をしたかによって、検索結果の順位をユーザーごとに変更しているのだ。ある人には3番目でも、普段の検索傾向が違う人には異なる順位で出てくる。 グーグルだけでなくネットの至る所にパーソナライズは仕掛けられている。ネット技術に習熟した人ほど、自分の興味関心のある情報が密度濃く現れる情報宇宙に包まれる。この現象を著者は"フィルターバブル"(これが原題)と呼んでいる。 フィルターバブルに包まれると目障りなものは見なくていいし、聞きたくないことは聞こえない。一見、自分を中心に世界が回っているような魅力的な情報空間に思えるが、多様な情報、異質な情報のインターネットの本来
・短くて恐ろしいフィルの時代 マッカーサー賞受賞の鬼才ジョージ・ソーンダーズによる大人の寓話。テーマは国家の独裁と虐殺と重たいのだけれど、設定がおそろしくシュールで、ユーモラスな語り口で進むので、読みやすい。 こんな風に物語は始まる。 「国が小さい、というのはよくある話だが、<内ホーナー国>の小ささときたら、国民が一度に一人しか入れなくて、残りの六人は<内ホーナー国>を取り囲んでいる<外ホーナー国>の領土内に小さくなって立ち、自分の国に住む順番を待っていなければならないほどだった。 外ホーナー人たちは、<一時滞在ゾーン>にこそこそ身を寄せあって立っている内ホーナー人たちを見るたびに何となく胸糞がわるくなったが、同時に、ああ外ホーナー人でよかったとしみじみ幸せをかみしめた。見ろよ、内ホーナー人の卑屈でみじめったらしくて厚かましことといったら。」 国土がものすごく小さくて、痩せてひ弱な国民が、
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