2022年10月21日のブックマーク (1件)

  • 古田徹也『それは私がしたことなのか 行為の哲学入門』 - logical cypher scape2

    基礎的な、行為の哲学がそもそも何かとか基用語の説明から始まり、専門的にはしすぎないものの、どのような議論がなされていたのかをなぞり、この分野で著名な哲学者の主張についてもおさえつつ、最終的には筆者自身のテーマの筆者なりの議論を展開するという、入門書のお手的な構成だったのではないかと思う。 また、行為の哲学を軸にしつつ、「心の哲学」と「倫理学」を架橋するというものであり(まあ行為論ってそういうものだと思うが)、「行為の哲学」というジャンル名には聞き覚えがない人が多いかもしれないが、こので取り上げられているテーマ自体は、興味関心のある人は多いのではないかなという感じがした。 このは3章から成っていて、最後の3章で扱われる「意図せざる行為」というものへと話題が向かっていく。 これは例えば、自動車を運転していて、特によそ見などの不注意をしたわけではないが、突然に子どもが飛び出して交通事故

    古田徹也『それは私がしたことなのか 行為の哲学入門』 - logical cypher scape2