kozakashikuのブックマーク (706)

  • 現代社会契約論 文献リスト - 清く正しく小賢しく

    規範倫理学の一分野に、現代社会契約論という領域がある。これは、最も広く定義するなら、ホッブズら近世の社会契約論者にインスピレーションを得た議論の集合ということになるが、功利主義や義務論、徳倫理と比べると明らかに知名度が低く、教科書でもさらっとしか触れられないことが多い。 そこでエントリでは自分用のメモも兼ねて、現代社会契約論の文献を筆者の目につく範囲でリストアップしていくことにする。文献は随時追加していく予定である。これを追加しろとかこれが入っているのは変だというのがあればぜひコメントしてほしい。 以下注意点。 現代社会契約論の中にも様々な潮流があり、例えば契約論(contractarianism)、契約主義(contractualism)、黙約論(conventionalism)といった風な区分けがされている*1。非常にざっくり言うと、合理的で現実主義的っぽいのが契約論、理想主義的っぽ

    現代社会契約論 文献リスト - 清く正しく小賢しく
    kozakashiku
    kozakashiku 2024/10/09
    作りました~
  • [追記しました]きょう、図書館で悲しくなった

    普段はこういうのは日記帳に書くんだけど出先で持ってないのでここに書く。 昨日移動に4時間かけて内定式に出席した私は、まだ土地勘のない場所で今晩の事の予定までの時間を潰さねばならなかった。 お金もないし充電もないしで図書館に入った。土曜日の図書館は勉強している人でいっぱいだった。勉強していない人もいっぱいいた。みんなを読んでいた。 そんなごく普通のことすら自然にできなくなっている自分が恥ずかしく、悲しかった。 この数年、心から何かに没頭できない。心から求めるものがない。 以前は知識欲が旺盛な方だった。知識を得ることに純粋な喜びを感じていた。 何かを極めて一番になるタイプでもなかったけれど、屋に入ると興味のあるを探して手に取り、気づいたら1時間経っていたり家族とはぐれたりしていた。 今もその時の興味の残り火で研究らしきものをしている。来春には研究とは直接関係のない職種に就く。 気づけば

    [追記しました]きょう、図書館で悲しくなった
  • 史上初、入獄した元法務大臣の河井克行氏が見た刑務所の世界 「次は良い大臣になるよ」その言葉の真意とは? | 47NEWS

    首相官邸のレッドカーペットから一転、寒風吹きすさぶ四畳一間の独房へ―。2019年の参院選広島選挙区での買収事件の河井案里氏とともに逮捕され、懲役3年の実刑判決を受けた河井克行氏(61)。法務大臣経験者が受刑者になった史上初めての事件で、昨年11月、仮釈放された。 法務省のトップといえば、日全国の刑務所のトップでもある。そんな法務大臣・副大臣を歴任した河井氏の目に、刑務所の中はどう映ったのだろうか。何か得がたい経験はあったのか。そして現在、・案里氏との関係は。 今回、逮捕後初めて、共同通信のインタビューに応じた河井氏。「多くの気づきがありました。次、法務大臣になったら良い大臣になるよ」と、冗談とも気ともつかないような言葉を口にする。真意を聞いた。(共同通信=武田惇志) ▽「刑務所は再犯生産工場」 河井氏が収監されたのは、喜連川社会復帰センター(栃木県さくら市)の独房だった。半官半民

    史上初、入獄した元法務大臣の河井克行氏が見た刑務所の世界 「次は良い大臣になるよ」その言葉の真意とは? | 47NEWS
    kozakashiku
    kozakashiku 2024/10/08
    目のつけどころがシャープだな~と思って読んでみたらちゃんと良い記事だった
  • ブランコ・ミラノヴィッチ 「総力戦は格差を縮小させ得るか?」(2017年10月21日)

    「総力戦(国民が大量に動員される戦争)は所得格差を縮小させる」という説――「格差是正装置としての戦争」仮説――は、疑う余地のない自明の理なのだろうか? 「総力戦(国民が大量に動員される戦争)は所得格差を縮小させる」というのが自明の理のようになっている。マックス・ベロフ(Max Beloff)の『Wars and Welfare』(『戦争と福祉』)がこの説の起源なんじゃないかと思う。あるいは、ベヴァリッジ報告が起源かもしれない。あるいは、もっと遡(さかのぼ)れるかもしれない。ともあれ、その理屈を理解するのは難しくない。第一次世界大戦や第二次世界大戦のような大規模戦争では、何百万人もの国民に協力してもらう必要がある。普通の仕事を辞めて戦争に協力する彼らのために、誰かが武器に加えて衣住を代わりに提供してやらねばならない。少なくとも、生きていられるギリギリの線を上回る生活を保障してやらねばならな

    ブランコ・ミラノヴィッチ 「総力戦は格差を縮小させ得るか?」(2017年10月21日)
  • ジョセフ・ヒース「初心者を経済学に入門“させない”方法」(2015年1月14日)

    驚くべき動画が公開された。アレックス・タバロックとタイラー・コーエンが最近、彼らの運営する「マージナル・レボリューション大学」 [1]訳注:タバロックとコーエンが運営するブログ「マージナル・レボリューション(Marginal … Continue reading でミクロ経済学の新コースを開講するにあたって、入門教科書の宣伝も兼ねた短いプロモーション動画を公開したのだ。彼らは、「経済学って楽しい、親しみやすい、怖くない」と思えるような動画作りに力を尽くしている。ほとんど全てのセリフにちょっとしたかわいらしいアニメーションがついていて、経済学の勉強は怖くないと思ってもらえるよう作られている。だが動画も中盤にさしかかると、彼らはそれまでの努力をうっちゃって、普通の視聴者を置いてけぼりにすること請け負いのセリフを述べ始めてしまう。動画を見て、彼らの失敗に気づけたか確認してみてほしい。 Intro

    ジョセフ・ヒース「初心者を経済学に入門“させない”方法」(2015年1月14日)
    kozakashiku
    kozakashiku 2024/10/08
    訳しました~
  • ダロン・アセモグル「インタビュー:近現代の経済成長」

    [Daron Acemoglu, “Modern economic growth.” Interviewed by Romesh Vaitilingam, VoxEu, February 27, 2009.] [翻訳PDF] ようこそ,Vox Talks へ.このシリーズでは世界の先進的な経済学者のインタビューをお送りしています.私は Romesh Vailtilingam.日は MIT のダロン・アセモグル教授のインタビューです.インタビューが行われたのは2009年1月,サンフランシスコで開かれたアメリカ経済学会の年次大会においてで,彼の新著『近現代の経済成長入門』について語り合いました.最初に,19世紀まで何百年にもわたってまったく成長がなかったのはなぜなのか,彼に質問しました. ▼ ダロン・アセモグル: そいつは社会科学者たちがずっと格闘している中心的な問題ですね.その議論のテーブ

    ダロン・アセモグル「インタビュー:近現代の経済成長」
  • 意義と意味について - Skinerrian's blog

    言語哲学の歴史では,ゴットロープ・フレーゲが19世紀の末に記した「意義と意味」という論文がたいへん重要なものとされている.そこで「意味」と訳されているのはBedeutung,「意義」と訳されているのはSinnというドイツ語である.フレーゲは同論文で「明けの明星」と「宵の明星」というふたつの言葉を例に挙げ,両者はともに物理的には金星を指し,それゆえ同じBedeutungをもつが,使われる文脈は違うのでSinnは異なると論じた.だとすれば日語の語感としてはBedeutungは「指示対象」と訳し,Sinnこそ「意味」と訳したほうがよいと思われるが,なぜかいまもこの訳が定着している.[中略]なお,フレーゲの英訳では,Bedeutungはreference,Sinnはsenseと訳されており違和感はない.*1 「なぜかいまもこの訳が定着している」と皮肉っぽく言っているが,それなりにまともな理由があ

    意義と意味について - Skinerrian's blog
  • ジョセフ・ヒース「戦争好きの諸類型」(2014年12月5日)

    カナダの首相〔当時〕、スティーブン・ハーパーは戦争好き(warmonger)だ。読み間違いではない。うっかりrabble.ca〔カナダの左派系メディア〕に迷い込んでしまったのでもない。私はつまらないことを指摘してハーパーを貶めようとしているのではなく、単に事実を述べているだけだ。スティーブン・ハーパーは戦争支持者である。ハーパーは、戦争を実行に値するものだと考えている。戦争にはその害悪を埋め合わせる多くの長所がある、と彼は考えているのだ。 たくさんの論者がこのことを指摘してきた。なんだかんだ言っても、第一次世界大戦の開戦をわざわざ祝った政治家がどれくらいいただろうか? 「権利と自由に関するカナダ憲章」の採択よりも、米英戦争の方が記念すべき出来事だと考える人などいるだろうか? ハーパー政権は、誰も聞いたことがない交戦や戦闘の記念日を祝福する奇妙なプレスリリースをしょっちゅう出している(この方

    kozakashiku
    kozakashiku 2024/10/06
    訳しました〜
  • 九産大国際文化学会講演会の感想 - パロップのブログ

    九州産業大学国際文化学会講演会2019 「戦う姫、働く少女の生きる道 ワークフェア、愛情搾取、コミュ力をめぐって」 6月20日(木)13:00〜14:30 講演者:河野真太郎 質問者:萱沼美香(経済学部、社会保障論) 伊藤弥生(人間科学部、臨床心理) 司会:藤田尚志(国際文化学部) 戦う姫、働く少女 (POSSE叢書 Vol.3) 作者: 河野真太郎 出版社/メーカー: 堀之内出版 発売日: 2017/07/20 メディア: 単行(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を見る 『戦う姫、働く少女』(以下『戦う姫』)の著書がある河野真太郎先生の講演会を聞きに九産大まで行ってきた。外部に開かれた講演会といっても単位が絡む授業の一環のようで、大教室に300人くらいの学生さんがいっぱいで、まあ興味がないのに集められて眠そうだったり寝ている学生さんも多々いて、学生さんは大変よね。年をとっ

    九産大国際文化学会講演会の感想 - パロップのブログ
  • 量化子に関する苦情 - 冬の祈り

    わたしには二つの量化子——つまり∀と∃——についてささやかな苦情が二つある。 苦情の一つは名前についてだ。allとexist。何だこの名前~とわたしは初めて論理学の勉強をした2017年頃に思ったし、いまも薄く思っている。要するにこれってカテゴリーミステイクなのではというのが苦情の一つ目だ。 2017年の春か夏頃のある日、わたしが論理学の勉強会に参加すると、その日は前回までで命題論理が終わって、その回から述語論理に入るという日だった。目の前にはホワイトボードがある。たしか先輩が、マーカーでAを逆さにした記号を書いた。そして隣に「すべて」と書いた。それを見てわたしは思った。なるほど、ここまでは命題単位で議論をしていたけれど、ここからは「すべて」みたいな量が問題になるんだな。そうか「量化子」というのは名前の通り、量に関するいろいろなことを表すための記号なんだ。なるほどね(注:こんなには物わかりは

    量化子に関する苦情 - 冬の祈り
  • 哲学をファッションとして学ぶ - エコノミック・ノート

    哲学を"ファッション"として学ぶことについて嫌悪している人を見かける。*1 彼らが真に意図するところは正直よく分からないし、通常の意味でのファッション業界に対して失礼だとも思うのだが、恐らくは「哲学をやっていると言いつつ、趣味として適当に流して済ませる怠惰で欺瞞的な奴が陶しい」くらいの意味かと思う。 彼らに言わせれば、私は恐らく"ファッション"で哲学をやっているタイプに含まれる。そんな私がそもそもなぜ哲学を学んでいるのだろうということが気になったので、少し整理してみる。ある程度に一般的かつ具体的な理由を示すことができる気がしており、せっかくなので私の元々のバックグラウンドの経済学と比較しながら、その理由を述べます。 ① 参入障壁の低さ まず、率直に述べると哲学は経済学よりも学びの参入障壁が低い。これは哲学を"究める"ことが経済学を"究める"ことよりも簡単だということではなくて、学びを始め

    哲学をファッションとして学ぶ - エコノミック・ノート
  • マーク・コヤマ「ステファン・エプスタイン『自由と経済成長』再訪」(2018年4月3日)

    今年の3月、私は光栄にもエプスタイン・レクチャーの講師として招かれた。「エプスタイン・レクチャー」という講義名は、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの偉大な経済史研究者、「ラリー」ことステファン・エプスタイン(Stephan R. Epstein)に由来している [1]訳注:元エントリでは”Larry (Stephen) Epstein”と表記されているが、著書などにおける著者名はStephan … Continue reading 。このエントリでは、エプスタイン・レクチャーの講師となることが大変な名誉である理由を簡単に説明したい。レクチャーの内容については次の投稿を見てほしい。 エプスタインは元々、中世イタリアが専門の歴史学者だった。私がエプスタインに出会ったのは『自由と経済成長』”Freedom and Growth“〔未邦訳〕というだ。このは2000年に出版されているが、私

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    kozakashiku 2024/10/03
    訳しました~
  • ジョセフ・ヒース「現代の魔女狩り:批判理論が陰謀論的な犯人探しに陥ってしまう理由」(2024年3月12日)

    現代の「批判的」な学術研究の最も際立った特徴の1つは、実践者の間で自己批判がほぼ完全に欠如していることだ。アカデミア内部でこの手の研究に対してよく言われる不満は、それがラディカルであるとか、社会秩序にとって危険で破壊的であるといったものではなく、それが極度に教条主義的になっているというものだ(批判的研究の実践者たちはこうした非難を、自身の研究がいかにラディカルで危険で破壊的であるかを確証する証拠と解釈するのに長けている。批判的研究が批判を受け付けないようになってしまった大きな理由の1つがこれだ)。 そのため私はブルーノ・ラトゥールの「なぜ批判は力を失ったのか?」“Why Has Critique Run Out of Steam?”というエッセイを読んで、新鮮な印象を受けるとともに、一種の啓示を得た気分だった。ラトゥールがこのエッセイで発している一連の問いは、批判理論家を自任する者なら誰に

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    kozakashiku 2024/10/01
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  • マーク・コヤマ「ジェームズ・C・スコット“Seeing Like a State”に関する考察」(2024年7月22日)

    イェール大学の高名な政治学者、ジェームズ・C・スコットが今月(2024年7月)の19日に亡くなったという悲しいニュースが入った。 以下に掲載するのは、私が2017年に書いた書評(に少し変更を加えたもの)である。2017年はスコットの著書『反穀物の人類史』が刊行された年だ。私はこの素晴らしい著書を受けて、国家計画、農業、経済発展におけるハイモダニズム(high-modernism)への批判として名高く、私もよく学生や友人に勧めているスコットの前著、“Seeing Like a State”『国家の視点に立つ』〔未邦訳〕について再考したくなった。 『国家の視点に立つ』は、スコットの他の著書と同様、多くのリバタリアンや古典的自由主義者に広く絶賛された(こことここを見よ)。これは驚くべきことではない。『国家の視点に立つ』は、大がかりな国家計画に伴う見過ごされがちなコストを描き出している。スコットは

    マーク・コヤマ「ジェームズ・C・スコット“Seeing Like a State”に関する考察」(2024年7月22日)
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    kozakashiku 2024/09/27
    訳しました~
  • 高いメシ、うまくてワロタ

    奮発して、すげえ高いイタリアンのコースをったわけですよ(つっても庶民なので、ひとり一万円はしないくらい)(とはいえ、逆にいうと一万円近くはするわけだ!) まあ美味かったですよね… すべての皿に驚きがあり、それぞれの皿の中に変化があり、なんというか、たとえば俺が6畳の部屋で自炊したヤキソバを5分でかっらうような普段の「事」とは雲泥の差があった マジで、文字どおり泥と雲くらい違った 栄養補給とかじゃなく、あれはひとつの旅、ジャーニー、アドベンチャーだった ○前菜 イチジク・クリームチーズ・生ハムのベルガモット風味オリーブオイルがけまあそれはうまいですよね フルーツと生ハムを一緒にうっていうのは、さすがにガキじゃねえから概念としては知ってるわけですが、そうはいってもやはり日常的にはやらないわけだ そういうのをサラリとやってきて、そんですげえうまいんだよ 生ハムもなんつうか、ひと山いくらの

    高いメシ、うまくてワロタ
  • 二作目の著書『モヤモヤする正義 感情と理性の公共哲学』本日発売です - 道徳的動物日記

    モヤモヤする正義 感情と理性の公共哲学 (犀の教室) 作者:ベンジャミン・クリッツァー 晶文社 Amazon のなかでは、はてなブックマークのこともnoteのことも批判しています(宣伝のためには結局はてなnoteも使わなければいけないのが世知辛いところですが)。よろしくお願いします。 「まえがき」はこちら。 note.com 目次は以下の通り。 【目次】 ■第一部 社会的批判と自由の問題 第一章 キャンセル・カルチャーの問題はどこにある? 1 「キャンセル・カルチャー」が問題視されるようになった背景 2 デュー・プロセスの侵害 3 キャンセルをする人たちはどこが「おかしい」のか? 第二章 「思想と討論の自由」が守られなければならない理由 1 アカデミアでは「真実」よりも「社会正義」が重視されている? 2 「思想と討論の自由」を擁護するJ・S・ミルの議論 3 ロナルド・ドゥオーキンの「表

    二作目の著書『モヤモヤする正義 感情と理性の公共哲学』本日発売です - 道徳的動物日記
  • ジョセフ・ヒース「学問としてのマルクス主義はなぜ凋落したのか」(2024年9月15日)

    先日投稿した「ジョン・ロールズと西洋マルクス主義の死」(原文はここ、邦訳はここで読める)という記事が、このブログ(In Due Course – substak)に投稿してきたこれまでのどのエントリより数倍も多くの読者に読まれた。私はこの事実を突き付けられ、最近の人が何を読みたがっているのかについて、自分が根的に何も分かっていないことを認めざるを得なくなった。これほどたくさん読まれると分かっていたら、このエントリはもうちょっと違った形で、カジュアルさを落として書いていただろう。 具体的に言うと、先のエントリは、私の人生の一時期に政治哲学の分野で起こった1つの論争を説明しようとしただけだった。西洋マルクス主義の運命について全般的な説明を行おうとしていたわけではなかったのだ。そこで私が述べたのはある意味で、(少なくとも哲学者の間における)マルクス主義理論へのとどめの一撃である。だが、マルクス

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    kozakashiku 2024/09/24
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  • ジョセフ・ヒース「反自由主義的リベラリズム」(2024年7月30日)

    近年の政治環境で最も奇妙な点の1つは、はっきりとリベラルの伝統に基づいた価値観を奉じながら、そうした価値観を促進するために、明らかに反自由主義的と言いたくなるような戦略をとる人が非常に多いことだ。ソーシャル・メディアからファシストを追放したがっている「反自由主義的な進歩派の若者(YIP:young, illiberal progressives)」が、現代の共和党員のほとんどを「文字通りの意味でのファシスト」と見なしているという話は今やおなじみである。 こうした若い活動家が、自身の表明している価値観と自身のとる政治手法との間にある明白な矛盾に無頓着なことに、関わった人なら誰でも気づくだろう。傷つけられやすい多様なマイノリティを守るという大義を掲げながら、自分たちに同意しない人をキャンセルしたり罰そうとしたりするイジメのような戦術を用いることには驚くほど躊躇がない。戦術的なレベルに絞って考え

    ジョセフ・ヒース「反自由主義的リベラリズム」(2024年7月30日)
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    kozakashiku 2024/09/18
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  • 24/8/31 お題箱回173:エアプ語り、仕事耐性etc - LWのサイゼリヤ

    お題箱回173 1180.「キャラの消費方法は自由」について 配信は見てないけどファンアートは集めてるVとか、ゲームはやってないけど息子がお世話になってるソシャゲキャラとか皆結構いる気がします ただこういうエアプ語り、推しに直接貢献しない推し活って堂々と言いづらい傾向にありますよね それは古いオタクの感覚だと思います。少なくとも僕は令和では忌避されないと考えているので気にしていません。 理由は複数ありますが、まずソシャゲVtuberはビジネスモデルとして物語ではなくキャラを売っていることがあります。 多くのソシャゲにおいて課金対象はガチャから排出されるキャラクターですし、Vtuberでもスパチャを投げる先は企画や組織というよりはVtuberキャラクターその人です。もちろん古典的なアニメや漫画でもキャラグッズは販売されますが、それはサブの販路にすぎず、コンテンツの旨は映像や紙面に記される

    24/8/31 お題箱回173:エアプ語り、仕事耐性etc - LWのサイゼリヤ
  • 著書『モヤモヤする正義:感情と理性の公共哲学』が出版されます - 道徳的動物日記

    www.hanmoto.com Amazonの予約ページはこちら。 2022年の前半に「晶文社スクラップブック」に連載した内容を大幅加筆していった結果、合計560ページの大著となりました。第七章を除くほとんどの章が連載時から2~3倍の文章量になっており、トピックやテーマや結論すら変わっている章もあるので、実質的にほとんど書き下ろしみたいなです。 また、加筆・修正作業は2024年の正月から夏にかけて行ったので、最近の時事的な問題も反映した、アクチュアルな内容になっています。 目次は下記の通りです(版元ドットコムから、そのまま転載)。目次には反映されていませんが各見出しごとに3~5くらいの小見出しも付けられていて、ロジカルかつボリューミーな構成になっています。 「まえがき」はそのうち晶文社のサイトで公開されると思います。よろしくお願いいたします。 ●まえがき ■第一部 社会的批判と自由の問題

    著書『モヤモヤする正義:感情と理性の公共哲学』が出版されます - 道徳的動物日記