さて、現代思想とは? 1) 秩序を強化する動きへの警戒心を持ち、秩序からズレるもの、すなわち「差異」に注目する。 2) それが今、人生の多様性を守るために必要だ。 というのが千葉氏のp14での論。 翻訳すれば、「俺が何しようと勝手だろ。いちいちうるさいこというな、ほっといてくれよ!」 排除される余計なものをクリエイティブなものとして肯定したことが20世紀の思想の特徴である、と。 このような管理、秩序維持をいたってソフトな形で、一見そうとはわれわれが気づかない形でおこなっているのが現代管理社会の特徴と指摘するというのがポストモダン思想の言説のかなりの部分をしめていたようにわたくしは記憶するのだが、ではそういうソフトな形ではなく、もっと直接に剥き出しに権力が個人に介入してくるような事態がおきた場合には、ポストモダンの思想家たちは、まだソフトな管理がまし、ハードな管理はお断りというだろうか? も