■Jリーグの改革案の骨子と狙い 若手選手の試合出場機会を増やして強化、育成を進めようと、Jリーグの改革プロジェクトチームがまとめた計画が明らかになった。プロ契約選手を25人に絞り、控え選手によるサテライトリーグ廃止を盛り込むなど大きな改革案となっている。チーム編成や、「アカデミー」と呼ぶ18歳までの育成部門にも影響を与えるだけに、早くも難色を示すクラブも出ており、今後の協議の行方が注目される。 「JUMP」と名付けられたプロジェクトは、Jリーグ監督経験者として原博実・日本サッカー協会技術委員長をはじめ、Jクラブの社長、選手育成担当、契約担当のほか、高校、大学の指導者らを集め、3回にわたる協議で改革案をまとめた。 23歳以下選手の出場実績を調べたところ、昨季はJ1で88人(約39%)、J2で55人(約29%)が出場せず、J1では出場時間450分以下が153人(約66.5%)に達すること