800万枚の0.05フラン硬貨の海を泳ぐ。ベルンの連邦議事堂前で行われたベーシック・インカムをめぐるキャンペーンは、世界中のメディアで報道された Stefan Bohrer / Flickr あの国民投票からおよそ1年。論議を呼んだイニシアチブの主題「最低生活保障(ベーシック・インカム)」がスイスで話題になることは少なくなった。だが、どの国も同じというわけではない。例えばフィンランドは試験的にこの制度を実施中で、ドイツのシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州はベーシック・インカムを連立協定に取り入れた。また、デジタル時代を代表する米国の2大人物も、このアイデアを支持している。