さいたま市の埼玉県立浦和図書館で、これまで一部の愛好家にしか関心を持たれてこなかった明治初期の古地図を閲覧する利用者が急増し、関係者を驚かせている。 同県久喜市南栗橋地区で起きた液状化現象がきっかけで、「自分の住む土地が昔、何に使われていたのか調べたい」という問い合わせも相次いでいるという。 同図書館には、約2100冊の古い住宅地図や、地形図500枚以上が収蔵され、中には、明治13〜19年(1880〜1886年)の関東地方を扱った「迅速測図」の復刻版がある。日本軍がフランス式の測量方法を使って初めて作製した2万分の1の正確な地図で、沼や川、水田、住宅など土地の用途が水彩で色分けされ、風景の挿絵も描かれている。 明治16年の迅速測図を見ると、液状化現象の起きた久喜市南栗橋地区周辺は、水田を示す黄色に塗られた部分が多い。一部に「葦(あし)」の文字が記入され、水色に塗られた地域もある。その後の住
口蹄疫 緊張感を持ち続けるには 2011年4月27日 11:20 カテゴリー:コラム > 社説 問題はなかった。「シロ」だった。みんな胸をなで下ろしたことだろう。 宮崎県都城市の農家で25日、家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)への感染を否定できない牛が見つかった。宮崎県はただちに検体を東京の動物衛生研究所に送った。 26日朝には「陰性」の結果が出た。 県は検体を送ると同時に、この農家から半径20キロ圏内にある農場4605カ所を対象に牛や豚の移動自粛を求め、家畜市場1カ所にも競り市自粛を要請した。 迅速だった。「初動がすべて」。あまりにも苦い昨年の教訓があった。 昨年4月20日、農水省は宮崎県都農町で口蹄疫の感染が疑われる牛が見つかったと発表した。国内では10年ぶりの発生だった。だが、口蹄疫ウイルスはもっと前に県内に入り込み、潜伏していた。 翌21日、隣の川南町で感染が疑われる牛が見つか
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く