◇橋とトンネルは通行制限 北九州-下関の迂回路、フェリー来月末に運休 北九州市と山口県下関市を結ぶ関門海峡フェリー(山口県下関市)が11月末で運行休止することに伴い、本州・九州間の物流に影響が出そうだ。高速道路の関門橋と、海底トンネルの関門トンネルには通行制限があり、主に全長30メートル、総重量35トン以上のトレーラーやクレーン車などは通れないためだ。超大型車は行き場を失うが、管理する国土交通省、西日本高速道路(大阪市)とも、規制緩和は難しいという。【高橋克哉】 フェリーは高速道のETC割引制度のあおりを受け、昨年度の利用台数16万8000台は05年度の約半数。燃油高騰も経営に追い打ちをかけた。乗船する大型車は年延べ約1000台で、同フェリーの南隆美社長は「民間の努力で運行継続は困難だった」と話す。 13日の休止発表後、関門橋を管理する西日本高速道路九州支社には連日、運送業者から規制緩和の