インド軍が「世界一辛いトウガラシ」と言われている「ブート・ジョロキア」を武器にしようとしているそうだ(本家記事)。 報道によると、このトウガラシは群衆制御に使われるペッパースプレーや、寒冷地部隊用食糧添加物などへの応用が検討されているという。また、最も効果が高いとされるのがスタン擲弾への組み込みであり、ターゲットとされれば何時間も目が開かず、呼吸困難を引き起こすと考えられるとのこと。 ブート・ジョロキアは北インドのアッサム地方などで採れるトウガラシであり、2008年にニューメキシコ州立大学にて行われた実験でスコヴィル値(SHU)100万超を記録し、「世界一辛いトウガラシ」としてギネス認定もされている。(スコヴィル値とはトウガラシの辛さを示す値)。ちなみに世界2位の辛さとされるレッド・サビナ種は1位から大きく差の開いた577,000 SHUであるという。