やる気をうまく使う。 そもそも、こういう言葉を聞くこと自体、私自身ほとんどありませんでした。 やる気というのは「あればいい」ものでした。 それどころかやる気とは「いつでもあって当然」のものでした。 教師、監督、コーチ、上司、先輩という人たちはみな、次のように言う当然の権利を有しているようでした。 「おまえには、やる気が感じられねえんだ!」 問題はある・なしではなく「みなぎっているやる気を、他人に示すことが出来るかどうか」というレベルだったのです。 「やる気が出せない」などというのは、まるで犯罪者予備軍のようなものでした。私が高校になる前くらいまでは。 気力という貴重なリソースをどう配分するか 時代は変わりました。 私が「やる気の出し方」をテーマにした本を書けば、少なくとも5000部は売れるような時代です。 こんな本を書いても 「やる気がない、だと?!!!!!」 などといった電話やメールや手