2024年8月17日のブックマーク (2件)

  • ジェンダーギャップ指数を実際的にも改善するには(2024年版)

    前回記事「ジェンダーギャップ指数の読み解き方(2024年版)」では、 指数のコンセプトとして結果平等にフォーカスし機会平等は意図的に無視している 指数の構成法から、機会平等であっても責任を負いタフに働く女性が少ないと順位が下がる という2点を確認した。ジェンダーギャップ指数(GGI)を補完しうる指標を見ると、「女性の暮らしやすさの評価」と言える国連開発計画のジェンダー不平等指数(GII)1は全体としては良いほう、先進国の中でも並の部類に入り、機会平等を評価した世界銀行のWomen, Business and the Law (WBL)2も「女性を危険労働に従事させてはならないという法律は女性差別」という指摘を除けばまあ並の先進国と言ってよい程度の数字である。 ジェンダー不平等指数の年次推移。図下方で青い太線になっているものが日の推移で、2024年データでは24/193位で、28位のフラン

    ジェンダーギャップ指数を実際的にも改善するには(2024年版)
    kre
    kre 2024/08/17
  • ジェンダーギャップ指数の読み解き方(2024年版)

    ドイツの間では、〈類似労働賃金〉(0.619 vs 0.636)と〈実際の所得〉 (0.583 vs 0.572)はほぼ同じである(昨年の2023年度は〈類似労働賃金〉でも日が若干上回っており、この差は誤差程度)。〈労働参加率〉も一定の差はあるが極端な差はない (0.768 vs 0.843)。〈労働参加率〉80位や〈実際の所得〉98位は順位だけ見ると世界の中でも低いように見えるが、実は世界平均より上でそこまで悪くはなく、すでに述べた計算法と分布の相性から最終順位への貢献度は低めである。 また日は細目〈専門技術職〉がデータなしとなっているが、これが原因で経済分野で15~30位ほど、総合で10~20位ほど順位が下がっている可能性が高く(後述)、経済総合のジェンダーギャップとしてはドイツと大きな差はない、というのが実直な評価である。 ただし、経済分野の中でも経営管理職(0.171 v

    ジェンダーギャップ指数の読み解き方(2024年版)
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    kre 2024/08/17