ブックマーク / anime.eiga.com (9)

  • 【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第46回 “残る映画”ってなんだろう?「シン・仮面ライダー」配信開始に寄せて

    ホーム > ニュース総合 > 特集・コラム > 氷川竜介の「アニメに歴史あり」 > 【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第46回 “残る映画”ってなんだろう?「シン・仮面ライダー」配信開始に寄せて 庵野秀明監督の映画「シン・仮面ライダー」が、Amazon Prime Videoにて7月21日から配信される。3月18日に公開開始、6月4日に主な劇場での上映を終了したばかりであるものの、配信ならではの価値が付加されるのでは、と期待している。 もちろん劇場映画だから、映画館の鑑賞が基である。映像や音響も、暗闇の中で光と音に集中することを前提に作られている。しかしながら作の場合、1971年のテレビシリーズが原点であり、怪人単位でエピソードを積んでいる構造があるから、分割視聴も可能となっている(実際にクモオーグ編を切り出してテレビ放送、先行配信もされた)。 落ち着いた家庭内の視聴環境も、優位に作動

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    krkw_mshr 2023/07/22
  • 【数土直志の「月刊アニメビジネス」】海外で「君の名は。」の興収を超えた「すずめの戸締まり」、新海誠のさらなる飛躍

    ホーム > ニュース総合 > 特集・コラム > 数土直志の「月刊アニメビジネス」 > 【数土直志の「月刊アニメビジネス」】海外で「君の名は。」の興収を超えた「すずめの戸締まり」、新海誠のさらなる飛躍 ■新海監督作品で、海外最大ヒット 昨年11月11日に全国公開された「すずめの戸締まり」が、5月27日に終映となる。作は東日大震災を正面から取りあげたことで、新海誠の作風の変化を感じさせた。監督のキャリアのなかでも重要な転換点となった作品だ。 ビジネス面で注目されるのは、興行成績である。半年あまりの上映で国内興行収入は146.6億円(2023年5月14日現在、興行通信社調べ)で、新海誠監督作品で3作連続100億円超えを実現した。ただ前作「天気の子」の142億円は上回るが、06年の「君の名は。」の251億円からはだいぶ離れる。あらためて「君の名は。」は特別な映画だった印象が強く、新海誠のキャリ

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    krkw_mshr 2023/05/22
  • ハリウッド実写版「君の名は。」監督が決定

    韓国アメリカ人のリー・アイザック・チョン監督 Photo by Cindy Ord/Getty Images イメージを拡大 世界累計興行収入400億円超の歴史的大ヒットを記録した新海誠監督のアニメ映画「君の名は。」をハリウッドで実写映画化する企画(タイトル未定)で、今年のサンダンス映画祭でグランプリと観客賞をダブル受賞した「Minari(原題)」のリー・アイザック・チョン監督がメガホンをとることが正式に決定した。米Deadlineが独占で報じている。 2016年8月に公開されたオリジナルアニメ版「君の名は。」では、心と体が入れ替わる不思議な夢を通してお互いの存在を知った高校生の男女が、運命に翻ろうされる姿が描かれた。ハリウッド実写版では、東宝が米パラマウント・ピクチャーズ、J・J・エイブラムスの製作会社バッド・ロボットと共同で企画開発を進めており、お互いの体が入れ替わる不思議な現象を体

    ハリウッド実写版「君の名は。」監督が決定
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    krkw_mshr 2020/10/29
  • 【数土直志の「月刊アニメビジネス」】アニメが席巻、2019年ヒット映画の仕組み

    邦画も洋画も、上位に並ぶのはアニメーション 1月28日に日映画製作者連盟(映連)から2019年の映画興行成績が発表され、その作品別上位にアニメ作品が占めた。近年のアニメの勢いを感じさせるものだ。邦画興行1位は「天気の子」(140.6億円)、2位は「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」(93.7億円)、4位「ONE PIECE STAMPEDE」(55.5億円)、5位「ドラえもん のび太の月面探査記」(50.2億円)と上位5タイトルのうち4つがアニメと、ほぼ独占状態。 洋画でもアニメーションが強い。最もヒットしたのは「アナと雪の女王2」(127.9億円)、3位に「トイ・ストーリー4」(100.9億円)。2位の「アラジン」(121.6億円)は2Dアニメーションの大ヒット作を実写に、4位の「ライオン・キング」(66.7億円)はCGに置き換えたものである。上位4作全てがアニメーション関連と言って

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    krkw_mshr 2020/02/23
  • 【数土直志の「月刊アニメビジネス」】2019年の中国アニメは何がすごい? 何が変わったのか?

    ホーム > ニュース総合 > 特集・コラム > 数土直志の「月刊アニメビジネス」 > 【数土直志の「月刊アニメビジネス」】2019年の中国アニメは何がすごい? 何が変わったのか? 変化の早い中国のアニメーション業界だが、あとから振り返れば2019年が大きな転換点だったとなりそうだ。米国や日に匹敵する基盤を築こうとしてきたアニメーション産業でいよいよそれを実現し、さらに凌駕していく萌芽が見えたからだ。 なかでも制作に総合力が求められる劇場作品にこれが表れた。19年には中国産アニメーションの大ヒットがいくつも生まれた。 まずは1月に公開された「ナタ~魔童降世~」である。中国での興行収入は約50億元、日円で約780億円という凄まじい数字になっている。人口と市場規模が大きな中国でもこれは特別で、実写映画「戦狼 ウルフ・オブ・ウォー」に続く中国映画史上歴代第2位の大記録である。アニメーション映画

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    krkw_mshr 2020/02/23
  • 【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第22回 時間と空間がつくる“映画的世界”

    片渕須直監督の映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」が、いよいよ12月20日から公開される。今回、劇場用パンフレットや関連書籍類には、何も関与していない(主に氷川のスケジュールに起因する)。なのでこの場では形式張らず、前作に関して企画書からイベント、ビデオパッケージ用オーディオコメンタリーに参加してきた立場も交えつつ、思いつくまま感慨を記しておきたい。 この映画は、こうの史代の原作漫画をアニメーション映画化した「この世界の片隅に」(2016年11月12日公開)の上映時間2時間10分に対し、2時間50分(予想)となった「新しい映画」である。現時点では試写会やイベント用の先行公開バージョン(2時間40分)しか完成していない。試写の前説では「公開時には3シークエンス7分とクラウドファンディング参加者一覧3分を追加」と言われていて、公開が楽しみである。 3時間近くは生理現象が気になる尺なのだ

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    krkw_mshr 2019/12/08
  • 【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第19回 テレビ再編集映画の変遷と時代性

    富野由悠季監督の最新作「劇場版 ガンダム Gのレコンギスタ l 行け!コア・ファイター」が11月29日より2週間限定上映される。テレビシリーズ終了時(2015年3月)から構想が聞こえていた、待望の作品である。「再編集映画」は富野監督の得意ワザではあるが、物語構成や語り口ふくめて見直し、全5部作でリリースする点に驚いた。テレビ版は全26話だから、かなりの物量をカットせず入れられる長さであり、もはや「総集編(ダイジェスト)」ではないということになる。この新しさを考えるためには、「テレビアニメの劇場公開」というスタイルの歴史的確認が必要だ。 最初はやはり初の30分テレビシリーズ「鉄腕アトム」であった。放送2年目の1964年7月に数話をセレクトして再編集し、劇場映画「鉄腕アトム 宇宙の勇者」として日活配給により夏休み興行となった。ほぼ同時期に東映では「まんが大行進」と銘打ち、「エイトマン」「鉄人2

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    krkw_mshr 2019/09/01
  • 【前Qの「いいアニメを見にいこう」】第20回 「天気の子」の〈若者〉と〈中年男性〉

    お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません。若干今更ムードですけれども「天気の子」についてちょっと書きましょう。 新海誠監督の前作「君の名は。」には、公開時に今ひとつノレなかったワタクシですが、こちらは楽しめました。いい作品です。あらゆる意味において、2019年を生きる若者の「今」を切り取ろうとしている。精緻に描き込まれた背景美術しかり、貧しさへの向き合い方しかり。特に後者に関しては、功成り名を遂げた作家があそこまで若者の貧しさ――しかも、彼らにとってはそれが普通の日常であり、「貧しさ」だとは感じていない――の感覚を掬(すく)い上げていることには、感じ入るものがありました。若い作家であれば皮膚感覚で表現できるものでしょうが、もはや新海監督はそうした立場にはない。おそらくは入念なリサーチから来ているものではないでしょうか。 涙腺をグッと刺激されたのが、ラブホテルでの一幕です。最悪の状況

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    krkw_mshr 2019/08/18
  • 【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第18回 ダイナミックレンジに宿った生命の感覚

    2016年に映画「君の名は。」で興収250億円を記録し、一躍ヒットメーカーとなった新海誠監督の新作「天気の子」が公開された。さっそく2日目(7月20日)の土曜日、レーザーIMAXの劇場を選んで鑑賞した。理由は「雲や雨のデリケートさを味わいたい」ということに尽きる。作中の大半が曇天か雨天の中、雲や雨滴が表現する感情の重みと変化、晴れ間との対比を、ドラマと密着して体感するためである。 それに絡めた今回のキーワードは「ダイナミックレンジ」とした。4Kテレビのスペックとしても「HDR(ハイ・ダイナミックレンジ)」の重要性の高まっている昨今である。これは輝度(明るさ)に関する用語で、暗いところから明るいところまで、どれくらい細やかに表現できるか、それを高度化したものだ。生物進化上、「視覚」は明暗差のみ感知できる器官から始まっている。だから明暗は「生理的な気分」の根源を大きく左右する。そして新海誠監督

    【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第18回 ダイナミックレンジに宿った生命の感覚
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    krkw_mshr 2019/08/04
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