【AFP=時事】中国人の葉さん(59)は、誘拐された息子の捜索に17年を費やした。だが、家族や住んでいた家を犠牲にして息子を見つけ出したとき、もう立派な大人になっていたわが子は、葉さんに背を向けた。 娘を売った金でアイフォーン購入、上海 葉さんは今、福建(Fujian)省福州(Fuzhou)でホームレス生活を送りながら、自分と同じように子どもが誘拐された親たちの捜索を手伝っている。 中国では毎年、何万人もの子どもが誘拐されているといわれる。大半が男の子だ。ほとんどの子が国内で売られる。背景には「一人っ子政策」や男児を欲しがる文化、子どもを買う家族に事実上、罰則がないことがある。また葉さんのような親が訴えるように、警察の怠慢も原因の一つだ。 「子どもを誘拐されるのは、心臓を引きちぎられるよりつらい」と、葉さんはバス停のそばに置いた大きなカンバスを見つめながら語った。そこには「行方不明」
![中国で横行する人身売買、17年かけて息子を捜した女性の悲劇 (AFP=時事) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/697d86a7cd3b328a970f916ef86a13a93b1dd860/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Famd.c.yimg.jp%2Fim_siggoCQWqOYYur.ubUBLcX4pYQ---x200-y134-q90%2Famd%2F20140126-00000024-jij_afp-000-4-view.jpg)