私の好きな歌舞伎役者「中村勘太郎」初主演映画「禅ZEN」と言う映画を観てきました。 禅宗の高祖「道元禅師」の映画です。 この映画に引かれたのは、夫の実家も私の実家も禅宗「曹洞宗」ですから、興味があったのです。 曹洞宗のお坊さんはとても清楚で、数年前に訪れた雪の永平寺にピッタリでした。 墨染めの衣に身を包んだお坊さんは、すり足で音も立てず黙々と修行しておりました。戒律も厳しいと聞きましたし、食事も粗食のようで、どの方もすらっとしておりました。 以前父・母の葬儀の時に思ったのですが、よその通夜・告別式に行きましても、どこの宗派の導師さまもきらびやかな袈裟をつけておられるのに、曹洞宗の導師様はとても地味でした。 今日の映画を観まして、禅宗のことがいくらか理解できたように思います。 中村勘太郎の背すじの通った清楚な姿は道元を演じるにふさわしく、合掌した指先までもステキでした。 席は休日という事もあ