さまざまな理由をつけて日本では新たなビジネスを立ち上げる障害があると文句を言う人は多いのですが、その割に実際に存在するサービスに目を向けられていないと感じることも少なくありません。いくつか例を挙げてみます。 ■GyaO 2005年からある無料の動画配信サイトです(有料版は ShowTime というブランドで提供されていた)。現在では Yahoo! のサービスのひとつとなっていますが、GyaO は元々 USEN が始めた独自ブランドです。当時は ADSL ベースのブロードバンド環境が急速に普及していたこともあり、それを活用して無料で動画配信されるということで注目を集めていました。もちろん、認知が広まったのはテレビコマーシャルなど大々的に宣伝されていたこともあるでしょうが、急速に会員数を伸ばしていたのは事実です。当時は既存のコンテンツを調達するだけでなく、独自コンテンツの制作も手掛けていました