「日常」をハックせよ、ということをテーマにしたWIREDが主宰するCREATIVE HACK AWARD 2016。そのオープンセミナー(トークセッション)に行ってきた。登壇者は、ライゾマティクス社の代表である齋藤精一さん、日本のTechShop代表の有坂庄一さん、WIRED編集長の若林恵さん、司会はWIREDの小谷知也さん。会場は、六本木一丁目のアークヒルズにあるTechShop。 個人がビジネスを立ち上げるための環境がますます良くなってきているなと思えたので、起業やビジネスの側面から思ったことをまとめてみたい。というのも、クリス・アンダーソンのMAKERという本が数年前に出版されたが、その中でも書かれていたように個人がメーカーになってものづくりができるような環境がどんどんできあがってきつつあるということが分かったからだ。 その役割を担うひとつが会場となったTechShop。もともとアメ