10月10日公示、22日投開票の衆院選を巡って、民進党の枝野幸男・代表代行が10月2日、小池百合子・東京都知事が代表の「希望の党」には行かない民進党の候補予定者の受け皿になる新党「立憲民主党」の結成を発表しました。共産党、社民党との連携を図るとみられ、これにより選挙戦は「自民・公明」「希望・維新」「共産・社民プラス立憲民主ら『非希望』の民進」の3極構造がいよいよ鮮明になりました。 衆院解散を控えていた9月23、24日の週末以降、マスメディア各社の世論調査が相次いで実施されていますが、「自民VS希望」の政権選択型の衆院選との当初の想定は、修正が必要になると思われます。ただ、現在までに報じられた調査結果を見ても、安倍晋三内閣の支持率は下落し、不支持率と逆転する傾向にあり、安倍首相による今回の衆院解散に世論は厳しい目を向けていることがうかがわれます。一方で、「希望の党」と小池百合子氏には一定の期