【江尻良文の快説・怪説】 ソフトバンクのリーグ連覇、5年連続日本一に危険信号が点滅した。4月30日、ソフトバンクの守護神・森が登録抹消されたのだ。「左肘関節化膿性滑液包炎」で1週間ほど入院。その後は患部の状態を見て判断というから、先行き不透明だ。 13試合に登板。1勝0敗、8セーブ、防御率1・38。今季も絶対的な守護神として活躍してきた森の左ひじは、これまでも不安視されてきた。 ついに入院となると、たとえ1週間ほどと言っても軽視できない。守護神として活躍してきたこれまでの疲労蓄積が不安視され、完全復帰までにどれくらいかかるか不透明だからだ。 逆にV奪回を期す西武、田中将復帰で8年ぶりのリーグ優勝を目指す楽天には、ソフトバンクの守護神戦線離脱は追い風になる。同時に、工藤監督は改めてその手腕のを問われることになるのだが、どう転んでも周囲からは素直に評価されない。 「誰が監督でも12球団一の圧倒