“サッカーを続ける子”と“やめちゃう子”の差 一度サラリーマンとして働き、またサッカーの現場に戻ってきたことで見方や付き合い方も変わってきた。森崎が代表を務めるサッカークラブには、小中学生合わせて約150人が所属しているが、指導する上で大切にしているキーワードは楽しむこと。みんながプロになれるわけでも高校サッカーで活躍できるわけでもないが、できる限り長くサッカーを続けてほしいと願っている。 「よく『子どもに教えられるの?』って聞かれますが、楽しくやるのは得意なんです。指導現場を見ていると勝利至上主義で勝てばいいっていう人もいますが、そういうのは嫌で。指導者に『蹴れ、走れ』って怒鳴られながら、サッカーしても全然楽しくないじゃないですか。余りにもやる気がなければ少しくらい活を入れますが、中学生までは戦術云々もいらないし、個性を出してやってくれたら。あとは『サッカーをやめんなよ!』って。 最初は