2007/10/12 首都圏のJR、地下鉄、私鉄各線などの600駅以上で、10月12日の始発から自動改札が動かないトラブルが発生した。各社は改札を開放するなどして対応。乗客の大きな混乱は生じなかった。 トラブルが発生した自動改札はJR東日本の「Suica」と関東私鉄が導入した「PASMO」の2つに対応した機種。改札機製造メーカーの日本信号が製造し、今年3月から使われている。障害が起きた自動改札は約4400台。 日本信号によると、この自動改札機はある程度のメモリがあり、乗客の入出札のデータを保存。乗客の入出札データを、ホスト側のSuica、PASMOの相互利用システムとリアルタイムで通信して突き合わせるほか、一定期間メモリに保存したデータをあるタイミングで、ホストに送信している。 12日は午前3時ごろに改札機を起動。しかし、「自動改札とホストの通信に障害」(日本信号)が発生し、データの突き合