サーバ、クライアント、ネットワーク機器、アプリケーションなどの稼働状況や警告内容、またはデータ通信の履歴を収集することを「ログを取る」といい、ログが記録されているデータファイルは「ログファイル」と呼ばれている。ITシステムでは、システム障害や不正アクセスが発生した時に迅速な対処ができるように、ログを取ることが一般的に行われている。以下に示すように、ログにはいろいろな種類がある。このほか、ログを出力するソフトウェアやハードウェアの違いにより、サーバログ、PCログ、ネットワークログといった分類方法もある。 【syslog】 UNIX系のOSでシステムの動作状況やメッセージなどの記録(ログ)を取るプログラムで、ネットワークを通じて他のコンピュータとログファイルを送受信する機能も提供されている。syslog はカーネルやアプリケーションが出力するログを取得し、その内容をテキスト形式で保存または出力