著者は脳死、宗教、哲学、文明論などから「いのち」と「こころ」をトータルに考える、「生命学」を提唱してきた気鋭の生命倫理学者である。それがなぜ、恋愛ベタな男性のためのハウツー本なのか。 答えは約30年前にあるという。デートを申し込めば断られ、合コンでは冷たい空気に耐えきれず、仕方なく男同士でつるむ――。そんな学生時代を思い起こし、「恋愛至上の風潮とマッチョな男性文化のはざまで悩む、心優しい男性に勇気を与えたかった」。 「草食系男子」とは、異性をがつがつ求めるのではなく、異性と肩を並べて草を食(は)む優しく、まじめな男性のことだそうだ。 本書では、初めて声をかける場面から段階を踏んで、男性のとるべき行動や、とらない方が良い行動を懇切丁寧に指南する。その極意は、「相手の立場に立って考えること」。例えば女性にとって、恋愛の延長上には妊娠の可能性がある。性差の壁を踏まえた上で、恋愛という特別な関係を
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く