前回は、「4.5 Construction of Entity Replacement Text(4.5 実体置換テキストの構築)」と「4.6 Predefined Entities(4.6 定義済み実体)」を読んだ。実体置換テキストの構築では、実体を置換する際に使われる「実体置換テキスト」をどのように構築するかについて詳しい規定が記述されていた。さまざまな種類の参照を、どのタイミングで置換するかを理解できただろう。これを守ることで、相互運用性の高いXMLプロセッサを開発できる。一方、定義済み実体の方は、われわれが特別な文字を記述するためによく使う「<」や「&」などの実体について詳細な規定を行っている個所であった。初心者であっても必ず使う非常に基本的な機能だが、それを定義するには少々ややこしい問題もつきまとうので、注意を必要とすることも紹介した。 さて、今回は「4.7 Not