朝青龍関が引退を表明した。まことに残念であり、口惜しい。 いつから日本人は、ここまで劣化したのであろうか? いつから他人の「品格」をあげつらうような発言が日本語に登録されたのであろう? もともと己れを棚に上げて他人の「品格」を批判するようなふるまいは、あまり上品なものとは思われていなかった。「いったい何さまのつもりなのか?」 マスコミ一体となったすさまじい反朝青龍キャンペーンは、もはや全社会的いじめである。 「暴行事件」と言われるが、その詳細についてわれわれは何一つ知らない。たとえ訴追されたとしても、判決が下るまでは推定無罪と取り扱われねばならない。まして、不起訴どころか「容疑」さえないのである。我々にしても酒を飲んで口論くらいはするだろう。民事的係争が有ったとしても、本人たちの間で示談が成立しているのに、他人がどうして騒ぎ立てるのか? どこかの四流の脚本家が、どうしてあれほどまで傲慢な態