フィンランドの日の出、日の入り - No.1816- 2023年09月17日(日)Aika, Aili
社会福祉大国スウェーデン。税金と社会保険料負担が国内総生産(GDP)の50%という巨大な公共部門を抱え、年金や児童手当、傷病手当などの現金給付を国の事業(社会保険)として行い、全ての国民に平等で良質の生活を保障する社会を実現した。しかし2008年以降の世界経済危機は、スウェーデン・モデルの根幹を揺るがし始めている。福祉大国の「素顔」を現地から報告する。 スウェーデンの教育は、私立も含めて小学校から大学院まで無料である。昨年、長男が小学校に入学したところ、教科書や教材はもちろん給食まで無償だし、個人が使うノートさえ支給された。コミューン(自治体)によっては、通学定期ももらえるという。 「学校で使う鉛筆や消しゴムを買わなくていいのか」「長男はなぜ手ぶらで通学しているのかなあ」 と不思議に思っていたら、学用品は全て学校側が用意していた。1クラスは十数人程度で、教室には楕円形の大きな机。その真ん中
北欧流CSRを考える(後編) 2009年2月23日 (これまでの 藤井敏彦の「CSRの本質」はこちら) 現在スカンジナビア半島上空を東京に向かって移動しております。実にテーマに相応しいですね。パリから戻って一週間後、多国間通商交渉の総本山WTO(世界貿易機関)が鎮座ましますジュネーブに出発。各国の代表団と時に厳しく、時に友好的に、またある時には曖昧に、そしてやむを得ない時は偽善的に交渉してまいりました。全ては祖国の国益のためということで。 さて、北欧CSRの続きです。ひとつ心しておくべきことがあります。海外の「○○モデル」は決してそのまま我々の社会に適用できないということです。成功を収めている外国のモデルを移植すべきだという議論は常に起こります。日本でも一昔前に「オランダモデル」とかいってあの小国の労働制度(ワークシェアリングとか)がもてはやされました。でも、オランダの「ワークシェアリング
北欧流CSRを考える(前編) 2009年2月16日 (これまでの 藤井敏彦の「CSRの本質」はこちら) えーっと、パリから足を伸ばして久しぶりにブラッセルにいます。欧州委員会のカウンターパートと会って、今日またパリに戻って深夜便で帰国。あわただしいけど、やっぱ昔住んでいたブラッセルは落ち着きます。それに食べるもの飲むもの、なんでも美味しい! ただ今回のテーマは北欧。美食に国の威信をかけるベルギーと正反対、美味や味覚といったものに対する冷淡さにおいて大英帝国をも陵駕するスカンディナビア諸国(ノルウェイ、スェーデン、フィンランド、デンマーク)を取り上げます。良いところもたくさんあるから。 ちなみに、視覚的にはこうなってます。 大きな地図で見る スカンディナビア諸国、注目されてます。世界経済フォーラムが発表する競争力ランキングでも上位の常連さん。2008年だとデンマーク、スェーデン、フィンランド
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