5回シリーズでCFDを利用したショート戦略について論じます。 その前に先ず基本になる現物市場でのショートについて説明します。 最初にショート、つまり空売りとは攻撃の戦略であるということを頭の中に入れて下さい。 これと対比させる意味で言えば後で説明するヘッジ売りは防御の戦略であると言えます。 もうひとつのポイントですが、ショートには必ずリスクが伴うという点をわきまえて下さい。 これに対してヘッジ売りはリスクを軽減するために使われる戦略です。 たとえば或る株が100ドルだとします。これが下がりそうだなと思えば先ずそれを売って、あとで90で買い戻せば100-90=10の差額を得ることができるわけです。 その際、最初に売却代金のキャッシュがあなたの懐にはいっています。でも現金をもらうのと引き換えに相手に株を渡してあげないといけないのです。 するとその株をどこから調達するの?という問題が出るわけです