太平洋戦争末期の沖縄戦で住民83人が集団自決に追い込まれた沖縄県読谷(よみたん)村の自然壕(ごう)「チビチリガマ」で遺品などが壊された事件で、県警嘉手納署は15日、看板や千羽鶴を傷つけた器物損壊の疑いで、県内に住む16~19歳の少年4人を逮捕した。少年らは「心霊スポットに行こうと思った」「肝試し」などと供述し、4人は容疑を認めている。 逮捕されたのは、沖縄本島中部に住む16~19歳の無職や型枠解体工の少年4人。 逮捕容疑は9月5日午前中ごろ~12日午前11時の間、読谷村波平の村指定文化財チビチリガマで、看板2枚や額、千羽鶴4束を損壊した、としている。 少年らの供述によると、10日午前中にバイクでチビチリガマに行き、損壊行為には棒も使ったとしているという。現場には他にも数人がいて、逮捕された少年らに「やるな、やるな」と制止する場面もあったという。 チビチリガマでは他にも、内部にある遺品の瓶や