以前、ゲームにおける選択肢がもつ性質やある種の禁止事項について書いた。 xcloche.hateblo.jp 簡単に要約すると、この過去記事では遡及的な選択肢(その選択肢をとることで、選択肢以前に決まっていたはずのものごとが変化するような選択肢)の奇妙さについて書いた。たとえばDQ1のりゅうおうによって提示される選択肢では、「この世の半分をお前にやろう!」の選択肢に「いいえ」と答えるとラストバトル・エンディングに続くが、「はい」と答えると宿屋で目覚めてそれまでのやりとりが夢だった夢オチの展開になる。選択によってそれまでの状態が夢だったか現実だったかが遡って決定されるのは奇妙だろう、という話である。 また、記事の後半では、この奇妙さを逆手にとった演出への利用の試みについても触れている。 選択肢についてはもうちょっといろいろ書きたいなと思っていたところ、先日、フォロワーが、ゲームにおいてどの選