「広告が入らない」――どの媒体社からもこんな声が聞こえてくる中で、広告収入が不況以前の売上を越えている媒体がある。フィットネスクラブ「カーブス」が発行する会員誌「カーブスマガジン」だ。一時は、不況のあおりで、広告収入がピーク時の4分の1にまで落ち込んだこともある。ところが今、配布数1万個というトライアルから始めたサンプリングプロモーションが好調。数を倍にして、あるいは全店を対象にとリピートする企業も現れた。単に商品を配るだけであれば、広告収入が不況以前を越えるまでの成功はないはず。「カーブスマガジン」を発行する株式会社カーブスジャパン 商品企画部長 中内夢二氏にお話を伺った。 インタビューを通して、サンプリングで会員の声を後日拾う仕組み、流通の棚やPOPにまで影響を与えた仕組みなどが明らかになっていく。 株式会社カーブスジャパン 商品企画部長 中内夢二氏(左)、商品企画部 平賀達也氏(右)
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