イラクサ(刺草、学名: Urtica thunbergiana)は、イラクサ科イラクサ属の多年草[2][3][4][5]。群生することが多い[4][5]。別名、イタイタグサ[5][3]。 またはイラクサ属の類の総称。 「蕁麻疹」の名称の由来とされる「蕁麻(じんま)」は、中国大陸に分布する、本種と近縁ではあるが別種のトウイラクサ U. fissa E.Pritz. ex Diels (1900) [6]の名前である[3]。 茎は四角形で縦稜があり、下向きの微毛が密に生え、直立して高さ40-80cmになる。茎に刺毛があり、刺さると痛い。葉は対生し、葉身は卵形から卵円形で、長さ5-15cm、幅4-10cm、縁は欠刻状の粗い鋸歯で、しばしば重鋸歯状になる。葉身の先は尾状にとがり、基部は心形、葉の両面に細点が多く、表面に伏毛がまばらに生え、裏面の葉脈上に短毛が生える。葉柄は葉身とほぼ同じ長さになる。