人種差別禁止法制定を 国連報告者、日本に要請 【ニューヨーク7日共同】国連人権委員会のドゥドゥ・ディエン特別報告者(セネガル)が7日、国連総会第3委員会(人権)で日本における人種差別の状況について報告、同和問題やアイヌ民族、在日韓国・朝鮮人らに対する差別が実在しているとして、包括的な人種差別禁止法の制定を訴えた。 ディエン氏は来春の国連人権委に具体的な対日勧告を盛り込んだ報告書を提出する予定。日本は憲法で人種や信条などによる差別を禁じているが、同氏は人種、外国人差別に特化した法律制定を求めており、日本政府は対応を迫られそうだ。 ディエン氏は、今年7月に9日間日本に滞在して、日本の差別は「根深くて深刻だ」と喝破した慧眼な人権問題のプロです。彼は国連の仕事で世界を飛び回り、日本だけでなく、あちこちで人権と差別の問題を調査しています。 人権と差別は、ぼくのような素人には敷居の高すぎる難しい学問で